2011年06月28日

木の腹と背

木樂蔵では7月に上棟する木材を手刻み中です。木はすべて朽木栗本林業さんの山で育った木

木目や年輪からその木がどんな環境で育ったかわかります。

山の斜面で上へ上へと、雪の重みや雨や風にもまれながら力強く育っていきます。

斜面に立っているので自然と根元で曲がりが出ます。斜面に向かって谷側を「背」と呼び山側を「腹」と呼びます。

屋根など上からの荷重を支える梁は「背」を上に使い木組みされています。飛騨高山などにある民家かの木組みを思い浮かべて下さい。曲がった木がもつ癖をうまく強みに組まれた先人の知恵です。

木の腹と背

木の腹と背

上部が「背」下部が「腹」です。大工は木の癖を見極めながら墨付け加工を行っています。











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