びわ湖畔の暮らしと木の住まい

平成23年5月14日（土）午後7時30分から午後9時30分の二時間は、自分達にとって大変貴重な体験でした。

昨年の11月に伊香立在住の画家　ブライアン・ウィリアムズさんから世界遺産に登録されている京都清水寺の舞台で曲面絵画展を開催する計画があるので協力してほしいと話がありました。ブライアンの想い描く曲面絵画は「神々が宿るヒマラヤ」幅７ｍ高さ2,5m重さ約200K



屋久島「縄文杉」幅2,4ｍ高さ3,5ｍ



「清水寺」幅3,8ｍ高さ2,3ｍ



など17点の作品を清水寺の本堂と舞台に展示するものでした。

世界遺産に登録されている清水寺での搬入や設営の作業は、自分達にとってはハードルの高いものだと分かっていました。しかし何とかして出来ないか！清水寺での作業は一生に一度あるかのチャンス！きっと若い大工の自信になる！などブライアンの熱い想いと共に進むと決めて作業に入りました。

曲面絵画を展示するためのスタンドは、舞台の檜材より柔かくやさしい杉材を使うと傷を付けない。釘や金物は使わない伝統工法で組む。一時間で組み搬入して設営できる方法と人員配置。清水寺本体の養生などなど計画をたてました。そして出来たのが







継手の仕口は長ほぞ込栓



そして皆が協力して作品を運び込み展示してくれました。





清水寺や三重塔がライトアップされた会場には、多くのお客様が拝観にお越しいただき京の夜景をバックに曲面絵画を楽しんでいただけました。





幻想的な一夜の絵画展でしたがチームワークで無事に遣りきることができました。皆さんに感謝！