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Posted by 滋賀咲くブログ at

2007年05月31日

家づくりの現場と講座

100年の住まい講座を企画した時に、家を建てていただく方々に私たちが出来ることは何なのかを討論しました。住宅、教育、保険が人生の三つの大きな買い物だと言われています。この三つそれぞれは、情報が氾濫する中でも特に複雑で何を選択すれば良いのだろうと消費者の方々は迷われていると思います。近年は「家を買った」とよく聞きますが家は買うもの?日本の家は古くから家族や親戚や友人や近隣の方と一緒になって地域の素材や資源を使い、皆の力や知恵をかりて造ってきました。家族が住まう家だから、ここで一緒に暮らす仲間だからとの思いが込められ、関る職人たちも自分の技術と誇りをもって仕事をしました。こんな家がきっと家族の誰もが愛着をもって大切に使い住み継がれる家となったんだと思います。市場原理で進む社会の中で家づくりの原点を見直し、住まい手にとって、家づくりを考える時に何が大切で、何を基準にどのように進めればいいのかを、「木の家」づくりを生業としている仲間と一緒になって考える場にしたいと考えています。私たちもこの講座を通して学びを深めさせていただきます。



現地では基礎工事が進められ家づくりの流れも見学いただけます。  


2007年05月28日

家づくりレポート始めます。

 私達100年の住まいを造る会が発足するにいたった、最初のプロジェクト
「志賀・エコビレッジ」での2棟目の住まいの建設が始まりました。
ほぼ半年に亘る家づくりの現場をレポートして行きます。
現在、現場では地盤改良工事を連休前に終え、基礎工事に取り掛かりました。
地盤については、スウェーデン式サウンディング試験の結果、土地造成時に
土留よう壁施工のため地盤が掘削されたと思われる部分のみ、強度に不安が
ありましたので、表層約50㎝程の土に改良剤を混ぜる方法を取りました。
その後、外部の設備配管を終えました。
 加工場では、棟梁が絵図板を描き、材料に墨付けをしています。棟梁は絵図板
を描きながら設計者の意図をくみ取り、よりよい方法を提案してくれたりもします。
設計者からは、住まい手の思いやご家族についてなど、図面上に表しにくい部分も
棟梁とコミュニケーションをとりながら伝えて行きたいと思っています。


これが、大工さんの描く絵図です。



墨付けの途中には施主ご夫妻を加工場にご案内させていただきました。
設計士、大工、現場監督、そして他の大勢の職人さんと共にある住まいづくりを
住まい手の方々にも楽しんでいただきたいと思っています。
                         次回につづく・・・

尚、工事現場見学を兼ねて「100年の住まい講座」を企画しております。
お気軽にご参加下さい。お子様連れの方も大歓迎です。

                                     いちかわ