2007年12月30日

持続可能な社会

持続可能な社会



朝からお世話になった方へ年末のご挨拶にお伺いした帰り道、しぐれが上がりぱっと光がさした集落の向こうには雪化粧した比良山が綺麗に見えました。シャッターを押しながら改めてこの景色が私達の原点なのだと感じています。今年 私達は「滋賀LOHAS」大賞をいただきましたが、事業を通して持続可能な社会に貢献できることはないのかのヒントがこの風景にはあります。山裾に細長く集落があり、その前にはびわ湖へと流れる川があり、日当たりが良い場所には田んぼが広がっています。集落の裏山は建築土木材としての木を家に使い丸太を土木資材として使った。また炭や燃料にしたり椎茸栽培などと村の人たちによって大切に維持されてきた。川の水は集落に引き込まれて洗い物や畑などの生活用水として利用されていた。雪どけの春には集落総出で川の清掃を行い田んぼへ水を引き込み米づくりを行った。春には収穫を願い秋には収穫に感謝した祭りが今も行われている。人と人との繋がりを大切にした集落の暮らしがこの環境を守っているのだと感じます。地球環境問題は経済優先の社会で物の豊かさを追求した結果だと思います。21世紀になり次世代につなぐ本当の豊かさは誰もが人間らしく暮らせる社会づくりだと考えます。理念に掲げた「木の住まいづくりを通して豊かな暮らしを創造します」をこれからも深め実践してまいります。良いお年をお迎え下さい。


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この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。
この風景、金勝に似てますね。。。
違うのは…田んぼの圃場整備くらいです。
滋賀はほんとうに恵まれていますよね。
ほんの少し行けば、こんなモデルがあるのですから!
金勝でも頑張ります…
Posted by うめ at 2008年01月06日 01:59
うめさん

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。金勝のお正月の習わし拝見しました 一年を通じて豊作を願う気持ち現れていますね。小さな範囲ではありますが滋賀にはまだまだこんなモデルがあります。しかし現実は若者にこの必要性や魅力が伝わっていない 市場競争社会が何処まで進むのかが不安材料です。今年も持続可能な社会づくりに向かって出来ることから始めましょう。
Posted by TOKU at 2008年01月06日 10:35
鈴木有先生の年賀状の言葉です…

「日本(いや世界)の文明システムは壊れかけています。自然と寄り添う文化の仕組み
のみが永続可能です。」

重いですね…
壊れていくスピードに、追いつけないのではないかという恐怖を、何とか勇気にかえて、
みんなで頑張りましょう!
Posted by うめ at 2008年01月10日 21:54
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