2021年04月28日

ウッドショックに思うこと

日本の木材業界を席巻するウッドショックが、日本の林業に及ぼす影響を懸念します。

経済大国アメリカで始まった住宅バブルが発端だと報道されています。
アメリカ国内の木材が、国内で消費されることは普通です。
日本の住宅が今日まで輸入木材に依存しすぎていたことが問題です。

言いたいことは、先人達が築いてきた日本の森林資源を大切にしてほしい。
日本の気候風土にあった自然の循環をこわさないでほしい。

経済優先で国産材の市場を考えてはいけない。緑の列島は皆の財産であるから。









日本の森林を考える機会にしたいものです。  


Posted by tokuさん at 12:15Comments(0)まちかど日記家づくりくらし

2021年04月27日

ウッドショックを地域工務店が考えると

木材価格が突然高騰しています。
製材業者や材木屋さんから色々な情報が入っては来ますが、何故かピント来ない。

21年前(2000年)に近くの山の木で家をつくる運動に共感して、今の弊社があると思っています。
街で家づくりを生業にしている設計者や工務店や大工が山に入り、川上の山の人達からの話を聞く事からスタートしました。
戦後の林業政策で行われた拡大造林  しかし高度成長期の住宅需要で大量の木材が必要となり、木材の輸入自由化が始まりました。
住宅に使える木材の成長には、30年から60年はかかるため欧州材や南洋材の輸入が主になり現在の家づくりになっています。
国産材30%輸入材70%この比率なので欧州材が入ってこないことが今回のショックの大きな要因だそうです。

伊香立にある川井製材所  杉・桧の丸太を県内の木材市場で仕入れて、一本一本丁寧に製材してくれています。
バブル・リーマン・コロナそんな社会の波にも影響を受けずにやってくれている地元の製材所。
大工職人や建具職人さんからの注文を、希望以上の材にして提供してくれる川井さん。
このウッドショックを地域工務店の仲間と共に乗り越えられるよう考え行動したい。

写真は川井さんの木材倉庫です。







 
 

  


Posted by tokuさん at 16:56Comments(0)家づくり